2023/令和5年
128日 (

コラム一覧

  • 【いま公務の現場では5】「ポスト公務員制度改革」の課題(前編) 2022/01/11 17:00

     1990年代後半に当時の橋本龍太郎首相が推し進めた行政改革(統治機構改革)の柱の一つとされた公務員制度改革は、2014年の内閣人事局の設置により政治(官邸)主導で幹部人事をするための制度的基盤が確立したことで、事実上終了しました。今回は、橋本行革から内閣人事局が設置されるまでの経緯を簡単に振り返ります。人事院事務総局企画法制課長 植村隆生

  • 【地域のよさを伝える5】「誰に」伝えるのか 2022/01/01 00:00

     地域を伝えるためには、当たり前ですが「誰に伝えるのか」の「誰に」を意識することが大事です。「誰に」は、前回指摘した「メインターゲット」の決定ということです。今回もシティプロモーションの成果を導出するため、メインターゲットの重要性を指摘します。関東学院大学法学部准教授・社会情報大学院大学特任教授
    牧瀬 稔

  • 【地方議員の視点2】早起きは「本当に」三文の徳 2021/12/26 14:00

     ことわざ「早起きは三文の徳」は、年代問わず多くの人に知られているでしょう。「三文」はかつての銭貨だった一文銭の3枚分で、「わずかなもの」を表しており、「朝早く起きれば、少しの良いことがある」という意味です。この文言通り、早起きして三文の徳を得たと実感したことがある方はいらっしゃるでしょうか。甲府市議会議員 神山玄太

  • 【公務員の段取り力4】事業の明るい進め方 2021/12/21 13:00

     これまで述べた内容を念頭に置きながら、あなたが企画する施策・事業の成果の全体像を、できるだけ具体的にイメージしましょう。その上で、事業を実施する際に押さえるべきポイントを、簡単に書き出していくことが大切です。静岡県藤枝市人財育成センター長 山梨秀樹

  • 【いま公務の現場では4】性別に関係なく活躍できる職場を 2021/12/14 00:00

     わが国全体で女性活躍を推進する中、公務でも女性の採用・登用の推進は最重要課題の一つです。 人事院事務総局企画法制課長 植村隆生

  • 【ナッジ入門編4】実践1:「見てもらえる」通知の作り方 2021/12/08 17:00

     今回から実践編です。行政現場でナッジを活用した事例について、各地の自治体のリレー方式で紹介します。まず、これまでのコラムで触れたEASTというフレームワークを使って、神奈川県茅ヶ崎市が通知を改善した事例を取り上げます。特定非営利活動法人PolicyGarage事務局 勝山明日香(神奈川県茅ヶ崎市)

  • 【地域のよさを伝える4】「メインターゲット」という視点の重要性 2021/12/03 17:00

     今回から数回は、シティプロモーションを成功させる視点を紹介します。これから言及する内容に「そんなことは当たり前だ」と思う読者が多いでしょう。しかし、「当たり前のことができていない」現状があります。当たり前のことができないため、シティプロモーションが成功の軌道に乗らないのです。関東学院大学法学部准教授・社会情報大学院大学特任教授
    牧瀬 稔

  • 【公務員の段取り力3】事業立案の段取りと心構え 2021/11/29 19:00

     すべての仕事は段取り次第。これが良ければ、仲間も関係者も安心して付いて来ます。上司から適時にアドバイスも得られ、関わる班員、スタッフの一体感も増します。段取りで職場の空気も明るく、前向きに変えていくことができるのです。前回お話しした基本点を基に、段取りの進め方や注意点などを述べましょう。静岡県藤枝市人財育成センター長 山梨秀樹

  • 【ナッジ入門編3】ナッジのつくり方2 2021/11/23 17:30

     今回は、前回予告した通り、「ナッジの考察と試行」についてさらに解説します。特定非営利活動法人PolicyGarage事務局 長澤美波

  • 【いま公務の現場では3】公務員と「ジョブ型」 2021/11/17 17:30

     先日、「ジョブ型VSメンバーシップ型―日本的雇用制度の未来」をテーマにオンラインのシンポジウムが開かれました。私もパネリストに名を連ね、公務員制度と日々向き合う立場で日ごろの思いをお話ししました。それも踏まえて今回は「公務員と『ジョブ型』」をテーマにします。人事院事務総局企画法制課長 植村隆生

  • 【地方議員の視点1】若手職員と仲良くなる 2021/11/11 00:00

     「また、資料請求か…」「いつも議会では批判ばかりなのに、地域要望の話のときだけ笑顔で来ないでよ」…議員とどう付き合っていったらいいか分からない、そう戸惑っている行政職員の方もいらっしゃるのではないでしょうか。甲府市議会議員 神山玄太

  • 【地域のよさを伝える3】シティプロモーション・バブルの崩壊 2021/11/05 10:00

     前回はシティプロモーションの経緯を紹介しました。過去の新聞記事から、シティプロモーションが進む背景を言及しました。今回は、近年の動向を考えます。関東学院大学法学部准教授・社会情報大学院大学特任教授
    牧瀬 稔

  • 【公務員の段取り力2】公務員の段取り力とは? 2021/11/01 10:00

     すべての仕事には、向き合い方のコツと上手な進め方、要領があります。日常事務から新規事業の立案、役所内外の調整・協議、ひいては組織の経営やまちづくりに至るまで、業務のすべての分野で要領よく、首尾よく課題解決や施策につなげていく職員の力を、私は「公務員の段取り力」と呼んでいます。静岡県藤枝市人財育成センター長 山梨秀樹

  • 【いま公務の現場では2】人事評価制度を振り返る 2021/10/27 17:00

     国家公務員の人事管理の基盤となっている人事評価制度の歴史は意外と浅く、2007年6月の国家公務員法改正で導入されました。人事院事務総局企画法制課長 植村隆生

  • 【ナッジ入門編2】ナッジのつくり方1 2021/10/22 10:00

     前回は、ナッジの意味や政策立案の現場で広がった背景について解説しました。今回は、ナッジのつくり方や活用の注意点をお伝えします。特定非営利活動法人PolicyGarage事務局 長澤美波

  • 【地域のよさを伝える2】シティプロモーションの歴史を俯瞰(ふかん)する 2021/10/18 13:45

     今回はシティプロモーションの歴史(経緯)を紹介します。皆さんは「シティプロモーション」という語句がいつから使われたか分かりますか。某市(の首長)は2000年代後半に「初めて使った」と言っています。本当でしょうか。 関東学院大学法学部准教授・社会情報大学院大学特任教授
    牧瀬 稔

  • 【公務員の段取り力1】経営感覚を今から身に付けよう 2021/09/30 12:00

     皆さんが公務員になった理由は何でしょうか。公務員試験を突破して合格するまでの過程で、例えば面接試験では試験官にどんなことを話しましたか。そこで伝えた熱い思いを、皆さんは今も持ち続けていますか?静岡県藤枝市人財育成センター長 山梨秀樹

  • 【いま公務の現場では1】働き方とやりがいを考える 2021/09/30 12:00

     若い公務員の皆さんや、就職先に公務員を考えている学生の皆さんが、キャリアプランを考える際の参考になる情報を提供したいと思います。人事院事務総局企画法制課長 植村隆生

  • 【ナッジ入門編1】ナッジとは何か 2021/09/30 12:00

     ここ数年、ナッジという言葉がさまざまな場面で聞かれるようになってきました。ナッジ(nudge)とは「人々の選択肢を奪うことなく、環境を整えることで、本人や社会にとって望ましい行動をするようにそっと後押しする手法」と定義されています。…ナッジに取り組んでみたいけれど、活用されている場面や手法が異なっているため、何をすればナッジをしたことになるのかが分からない人が多いのではないでしょうか。特定非営利活動法人PolicyGarage事務局 長澤美波

  • 【地域のよさを伝える1】改めて「シティプロモーション」の意味を考える 2021/09/30 12:00

     本コラムのコーナーは「地域を伝える」「住民を動かす」「官民を繋げる」「職員を育てる」といった考え方を基本に、若手公務員に情報を提供するのが目的だと聞いています。本連載は、このうち「地域を伝える」考え方について取り上げます。一概に、地域を伝えると言っても、多様な観点があります。そこで当面は「シティプロモーション」に限定して言及していきます。 関東学院大学法学部准教授・社会情報大学院大学特任教授
    牧瀬 稔