-
【トップインタビュー】政令市新制度の導入議論を=川勝平太・静岡県知事 2023/01/25 08:30
静岡県の川勝平太知事(かわかつ・へいた=74)は、地方行政の在り方について「できる限り基礎自治体に権限を譲りたい」と話す。政令指定都市の静岡、浜松両市について「面積が広いのでインフラ整備が大変だ。なかなか自立が難しい」と課題を指摘。県が政令市に財源と権限を移譲する「特別自治市」や「総合区」など新たな制度の導入に理解を示し、「議論ができるならいつでもオープンだ」と話す。
インタビュー一覧
-
【トップインタビュー】廃校活用で交流人口増目指す=湯本隆英・長野県中野市長 2023/01/25 08:30
長野県北部に位置する中野市の湯本隆英市長(ゆもと・たかひで=64)は就任から2年がたち、「1年目の点が、やっと線になって広がっていくイメージだ」と語る。廃校となった小学校を利活用する子育て支援施設と世代間交流施設が今年、相次いでオープンする。少子高齢化が進む中、施設を通じて「交流人口、関係人口を増やして地域を活性化させる」と意気込む。
-
【トップインタビュー】布石、輝く年に=山口祥義・佐賀県知事 2023/01/24 08:30
任期満了に伴う2022年12月の佐賀県知事選で3選を果たした山口祥義知事(やまぐち・よしのり=57)。新型コロナウイルス感染症や水害対策に追われた22年を「備える年」と振り返る。23年は「打った布石たちが輝きだして、皆がワクワクするような年にしたい。良い方向に転じていく年に」と意気込む。
-
【トップインタビュー】数十年先見据え、中核市に=深沢義彦・鳥取市長 2023/01/24 08:30
2018年4月に中核市へ移行した鳥取市。昨年4月、3期目に入った深沢義彦市長(ふかざわ・よしひこ=69)は、「市は人口最少の中核市。数十年先を見据えると、中核市に移行すべきだと思った」とした上で、新型コロナウイルス感染者への対応などを踏まえても「移行してよかった」と振り返る。
-
【トップインタビュー】交通渋滞「何としても克服」=大西一史・熊本市長 2023/01/23 08:30
2022年11月に3選を果たした熊本市の大西一史市長(おおにし・かずふみ=55)。1期目は16年4月に発生した熊本地震からの復旧復興、2期目は新型コロナウイルス感染症対応に追われた。3期目について「力を入れたいのは交通渋滞対策。何としても克服する」と述べる。
-
【トップインタビュー】自治体のファーストペンギンに=堀江和博・滋賀県日野町長 2023/01/20 08:30
「自治体のファーストペンギンでありたい」と語るのは、滋賀県日野町の堀江和博町長(ほりえ・かずひろ=38)。故郷の衰退を食い止めるため、慣習にとらわれず新しい取り組みに果敢に挑戦する心意気だ。
-
【トップインタビュー】北陸道SA利用者400万人を町へ=岩倉光弘・福井県南越前町長 2023/01/19 08:30
福井県のほぼ中心部に位置する南越前町は、かつて北国街道の宿場町「今庄宿」で栄えた北の交通の要衝だった。岩倉光弘町長(いわくら・みつひろ=68)は北陸自動車道で県内唯一のサービスエリア(SA)に併設された道の駅を起点に、町への誘客を進めている。また、昨夏の豪雨災害からの復興にも力を尽くす。
-
【トップインタビュー】普天間返還合意から27年、「我慢の限界」=松川正則・沖縄県宜野湾市長 2023/01/18 08:30
米軍普天間飛行場が市街地の中央に横たわる沖縄県宜野湾市。1996年の返還合意から今年27年を迎えるが、市街地の頭上を米軍機が飛び交う日常が変化する兆しはない。松川正則市長(まつがわ・まさのり=69)は、同飛行場の名護市辺野古移設を巡り県と政府が対立するはざまで、「市民の厳しさがなかなか察してもらえない」と頭を悩ませ、「これ以上我慢はできない。辺野古の工事を早く進めてほしい」と訴える。
-
【トップインタビュー】日本最南端スキー場の再開・活用に注力=小迫幸弘・宮崎県五ケ瀬町長 2023/01/18 08:30
「人が集まるまちづくりに力を入れ、観光と雇用をうまくリンクさせたい」と語る小迫幸弘・宮崎県五ケ瀬町長(こさこ・ゆきひろ=60)。昨年の台風被害の影響で今季の営業を断念したスキー場を来季には再開させ、徐々に伸びる高速道路の効果を生かすほか、隣県への大型半導体工場進出などの好機を逃さずに集客、活性化策を進める構えだ。
-
【トップインタビュー】「創造的復興サミット」を計画=斎藤元彦・兵庫県知事 2023/01/17 08:30
阪神大震災の発生から17日で28年を迎えた兵庫県。斎藤元彦知事(さいとう・もとひこ=45)は、震災から30年の節目となる2025年に「創造的復興サミット」(仮称)の開催を計画していることを明らかにした。25年は大阪・関西万博の開催年。万博会場などでの開催を検討している。
-
【トップインタビュー】「想定外」を「想定内」に=久元喜造・神戸市長 2023/01/17 08:30
17日で阪神大震災から28年を迎えた神戸市。さまざまな災害に備えるため、津波・高潮対策や大容量送水管の整備などに取り組んできた。久元喜造市長(ひさもと・きぞう=68)は、「『想定外』を『想定内』にすることが大きな視点。想定外の大災害が起こらないような努力が続けられた」と振り返る。
-
【トップインタビュー】「三重苦」乗り越え、その先へ=蒲島郁夫・熊本県知事 2023/01/16 08:30
2016年熊本地震と20年7月豪雨災害からの復興、新型コロナウイルスの「三重苦」に取り組む熊本県。来年4月に4期目の任期を終える蒲島郁夫知事(かばしま・いくお=75)は、「これまでの総仕上げにふさわしい1年にしなければならない。地震、豪雨、コロナの三つの困難を乗り越えた先の地方創生の取り組みを加速させる」と意気込みを語る。
-
【トップインタビュー】元気な高齢者増やし、活気を=藤井弘之・岐阜県神戸町長 2023/01/16 08:30
岐阜県西部の平野に位置する神戸町は、名古屋市や岐阜市へのアクセスが良い地域だが、人口減少や少子高齢化の問題に直面している。藤井弘之町長(ふじい・ひろゆき=66)は、「町に活気がないと若者の定住者を増やすことができない。若者世代への支援だけでなく、元気な高齢者を増やして活気を取り戻す」と意気込む。
-
【トップインタビュー】国際線再開でウィズコロナの経済発展目指す=塩田康一・鹿児島県知事 2023/01/13 08:30
鹿児島県では12日、新型コロナウイルスが感染拡大した2020年3月以来の国際線再開を実現した。大韓航空が運航するソウルや釜山から鹿児島へのチャーター便で、ゴルフや温泉を楽しもうとする旅行客の来訪が期待される。塩田康一知事(しおた・こういち=57)は、ウィズコロナ時代への移行を年頭に「国際クルーズ船や鹿児島空港の国際線の(定期便などを含めた本格的な)早期再開、海外も含めたトップセールスに今後もっと取り組む」と国外からの誘客や産業振興に意欲を見せる。
-
【トップインタビュー】鉄道延伸で「まちづくりを加速」=上島一彦・大阪府箕面市長 2023/01/13 08:30
山が身近で自然豊かな住宅都市として知られる大阪府箕面市。大阪市中心部に直結する鉄道が2023年度末、市内に延伸し、アクセスは格段に向上する。上島一彦市長(うえしま・かずひこ=64)は「(鉄道延伸を機に)まちづくりを加速させていく」と語り、新設される駅周辺をヘルスケアの拠点と位置付けるなど整備に力を注ぐ。
-
【トップインタビュー】温室ガス排出量、30年度に半減=山中竹春・横浜市長 2023/01/12 08:30
市の温室効果ガス排出量を2030年度に13年度比50%減にするという国を上回る目標を掲げている横浜市。山中竹春市長(やまなか・たけはる=50)は、「さまざまな温暖化対策を行うと、30年度の排出量は市全体で43%程度の削減になる」と指摘。残り7%の積み上げは「簡単ではないが、工場などを含め少しずつ上乗せしたい」と話す。
-
【トップインタビュー】村の資源磨き上げる=小山手修造・奈良県十津川村長 2023/01/12 08:30
奈良県の最南端にある十津川村。面積は約670キロ平方メートルあり、「日本一広い村」として知られる。この村に2021年4月、20年ぶりの新リーダーとして就任したのが、小山手修造村長(こやまて・しゅうぞう=59)だ。観光地や森林といった「村の資源の多さを再認識した」そうで、これらの資源について「どうやって磨き上げるかが大きな課題」と話す。
-
【トップインタビュー】政治対立に左右されず=知念覚・那覇市長 2023/01/11 08:30
昨年11月、沖縄県全41市町村の束ね役とされる那覇市長に知念覚氏(ちねん・さとる=59)が就任した。38年間市役所一筋で、城間幹子前市長の下では副市長を務めた。「政治対立や基地問題に左右されない市政」を掲げ、前市政を支えた「オール沖縄」勢力とは距離を置く。政府の沖縄関係予算を巡る一括計上(一括交付金)方式の見直しには慎重姿勢だ。
-
【トップインタビュー】市民目線で持続的なまちづくりを=鹿間陸郎・千葉県東金市長 2023/01/11 08:30
千葉県の中央に位置し、九十九里地域の中核都市として発展してきた東金市。2019年の房総半島台風や新型コロナウイルス感染拡大など厳しい状況が続く中、2期目を務める鹿間陸郎市長(しかま・りくろう=72)は「市民目線をもって、持続的に発展するまちづくりに努めたい」と語る。
-
【トップインタビュー】辺野古、軟弱地盤で「完成できない」=玉城デニー・沖縄県知事 2023/01/10 08:30
昨年9月の沖縄県知事選で再選を果たした玉城デニー知事(たまき・でにー=63)。最大の公約は、政府が進める米軍普天間飛行場(宜野湾市)の名護市辺野古への移設阻止だ。軟弱地盤のある埋め立て予定海域では、地盤改良のための防衛省の設計変更を不承認。土砂投入から4年がたちながら、この海域は手付かずの状態が続く。「沖縄防衛局は依然、埋め立て工事全体を完成させることができない状態だ」と対決姿勢をあらわにする。