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【トップインタビュー】デジタルで職員も笑顔=辻直孝・北海道北見市長 2023/08/16 08:30
カーリングの聖地、北海道北見市は自治体デジタルトランスフォーメーション(DX)でも注目を集める。職員が要件を聞き取り、複数の手続きを一カ所で受け付ける「書かないワンストップ窓口」は同市から全国に広がった。2期目の辻直孝市長(つじ・なおたか=70)は自治体DXについて「デジタルを一つの手段として活用し、笑顔あふれる『まち』に変革していく。市民だけでなく、職員も笑顔になることを重視する」と話す。
インタビュー一覧
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【トップインタビュー】大河で人気、街の魅力発信=中野祐介・浜松市長 2023/08/15 08:30
徳川家康が17年間本拠とし発展の礎を築いたとされる浜松市。大河ドラマ「どうする家康」では、浜松城を舞台に、織田信長や武田勝頼に翻弄(ほんろう)される家康が下す苦渋の決断が見どころの一つ。主演の松本潤さんの人気もあり、観光客が多く訪れ、市は大いに盛り上がっている。4月に就任した中野祐介市長(なかの・ゆうすけ=53)は「浜松はものづくりの街と言われるが、三ケ日みかんに代表されるように農業も盛ん。浜名湖や天竜川といった自然にもあふれ、ウナギやギョーザなど食文化でも有名な産物がある。観光の面でも、浜松の魅力を全国、世界に向けて発信していきたい」と話し、シティプロモーションを積極的に展開していく考えだ。
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【トップインタビュー】次の2年は「攻めの県政」=斎藤元彦・兵庫県知事 2023/08/14 08:30
8月で就任から2年がたった兵庫県の斎藤元彦知事(さいとう・もとひこ=45)。1期目の任期の折り返しを迎え、「後半の2年間は攻めの県政に一歩踏み出したい」と語る。実行したい重点施策として、若い世代への支援を強調。高校生や大学生、若い社会人らを念頭に、教育や結婚、子育てなどをテーマに総合的な支援を展開する考えだ。
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【トップインタビュー】住民による自律的なまちづくり目指す=梅田修作・兵庫県上郡町長 2023/08/10 08:30
兵庫県南西部に位置し、中央に清流千種川が流れ周囲を山に囲まれた水と緑のまち上郡町。梅田修作(うめだ・しゅうさく=54)町長は「住民による自律的なまちづくりを目指したい」と話す。
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【トップインタビュー】「裏通り」逆手に村づくり=當山全伸・沖縄県東村長 2023/08/07 08:30
沖縄本島北部の東海岸沿いに位置する東村。大動脈の国道58号が通る西海岸地域に比べ、東海岸は観光開発が進んでおらず、村の人口は沖縄本島で最も少ない約1700人だ。今年4月に2期目の当選を果たした當山全伸村長(とうやま・まさのぶ=74)は「58号から考えると、こちらは裏通りだが、逆にその特徴を生かした村づくりをしていきたい」と意気込む。
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【トップインタビュー】市民との相互理解へ「対話重ねる」=田村敏和・石川県白山市長 2023/08/04 08:30
海岸部から山間部まで約2700メートルの標高差があり、市全域が「ユネスコ世界ジオパーク」に認定されるほど、多様で豊かな自然に恵まれる石川県白山市。前市長死去に伴う今年4月の選挙で初当選した田村敏和市長(たむら・としかず=66)は「市民の思いに気を配り、相互理解という対話を重ねていくことが重要」と市政運営への思いを語る。
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【トップインタビュー】「国と地方はパートナー」=宮下宗一郎・青森県知事 2023/08/03 08:30
青森県の新たなかじ取り役を任された宮下宗一郎知事(みやした・そういちろう=44)知事。むつ市長時代の激しい言動から国との関係が注目される。「『ケンカしてやろうか』『ガチンコでいくぞ』と見られがちだが、国と地方はあくまでもよりよい国土づくりをしていくためのパートナーだ」とし、「何もかも反抗してやろうということは全然ない」と話す。
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【トップインタビュー】人口減対策、カギは「稼ぐ力」=畑中政昭・大阪府高石市長 2023/08/02 08:30
大阪府南部に位置し、関西国際空港や府中心部まで車や電車で約30分とアクセスが良い高石市。市の半分を住宅地が占める大阪のベッドタウンでありながら、約40年前からじわじわと人口が減り始め、最近になってその傾向が顕著になっている。今年4月に初当選した畑中政昭市長(はたなか・まさあき=42)は、市の「稼ぐ力」がカギだとし、「人口流出に歯止めをかけながら、人口減少に適応した自治体も目指す」と意気込む。
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【トップインタビュー】新庁舎拠点にまちづくり=伊藤康志・宮城県大崎市長 2023/08/01 08:30
宮城県北西部に位置する大崎市。世界農業遺産に認定された広大な水田農業地帯「大崎耕土」を構成する自治体の一つで、2006年に旧1市6町が合併して誕生した。今年5月には新庁舎での業務が始まり、伊藤康志市長(いとう・やすし=73)は「新庁舎を拠点に新たなまちづくりをスタートさせたい」と意気込みを語る。
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【トップインタビュー】市民の誇りでまちづくり=枝広直幹・広島県福山市長 2023/07/31 08:30
2022年に築城400年を迎えた福山城が位置し、25年には世界バラ会議を控える広島県福山市。枝広直幹市長(えだひろ・なおき=67)は「福山城を引き続き市民の誇りにし、バラのまちづくりをこれからも受け継いでいく」と語る。
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【トップインタビュー】区民が主体の区政を=岸本聡子・東京都杉並区長 2023/07/31 08:30
原水爆禁止運動の発祥地であり、市民運動が盛んな東京都杉並区。4月に行われた区議選では女性議員数が過半数に達し、全国的に注目を集めた。2022年の区長選で初当選した岸本聡子区長(きしもと・さとこ=49)は「区民が自分たちのことは自分たちで決めると主体性を持って、地域づくりに関わっていくことが大切だ」と強調する。
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【トップインタビュー】LRT開業機に町の新たな魅力発信=大関一雄・栃木県芳賀町長 2023/07/28 08:30
宇都宮市の東に隣接する栃木県芳賀町は、田園風景と先進的な工業団地が同居する都市近郊の町。8月26日、JR宇都宮駅東口からホンダの研究開発拠点などを抱える町内二つの工業団地まで約15キロを結ぶ全線新設としては国内初の次世代型路面電車(LRT)が、この地で開業する。全国的な注目が集まる中、大関一雄町長(おおぜき・かずお=62)は「LRTが走るだけでは何も変わらない。魂を入れるのはわれわれ」と町の新たな魅力発信と活性化に意欲を見せる。
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【トップインタビュー】子育て世帯の居場所をつくる=城戸陽二・新潟県妙高市長 2023/07/27 08:30
世界的なスキーリゾートとして知られる新潟県妙高市。昨年11月に就任した城戸陽二市長(きど・ようじ=56)は、人口減少に有効な対策は子育て世帯の居場所づくりと経済的支援の二つだとし、「子どもだけの居場所と親子で過ごせる居場所を考えないといけない」と強調する。
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【トップインタビュー】新たな厚木の未来づくり=山口貴裕・神奈川県厚木市長 2023/07/26 08:30
豊かな自然に恵まれ、住みたいまちとしての評価も高い神奈川県厚木市。市議や県議を経て、今年2月に初当選した山口貴裕市長(やまぐち・たかひろ=50)は、市長への挑戦を決めた理由を「市民の皆さんから市に対する物足りなさや閉塞(へいそく)感があるという声を聞く機会が多かった」と語り、「自分が取り組んできた経験と実績をもとに新たな厚木の未来づくりに取り組んでいきたい」と意気込む。
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【トップインタビュー】九州南部の「勢いある町」に=藤木正幸・熊本県御船町長 2023/07/25 08:30
2023年4月に3期連続当選を果たした熊本県御船町の藤木正幸町長(ふじき・まさゆき=57)。これまでの2期は「熊本地震と新型コロナウイルス対応が中心だった」と振り返り、3期目を「夢を実現するための期」と位置付ける。九州南部を拠点にする企業を誘致し、雇用を生み「勢いのある町にする」と意気込みを語る。
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【トップインタビュー】次の100年を見据えた市政運営=品川万里・福島県郡山市長 2023/07/24 08:30
2024年に市制施行100周年を迎える福島県郡山市。法人数県内1位を誇り県中地域の経済を支える一方で、少子高齢化への懸念は拭えない。3期10年を迎えた品川万里市長(しながわ・まさと=78)は、「われわれは次の100年を見据えた市政運営をする必要がある」と強調。「さまざまな分野で将来を予測ができる。今何をやるべきか逆算して考えなくてはいけない」として、デジタルトランスフォーメーション(DX)や子育て支援などに取り組む。
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【トップインタビュー】「再エネのまち」で存在感=加藤龍幸・北海道石狩市長 2023/07/19 08:30
札幌市に隣接し、日本海側約70キロを石狩湾に接する北海道石狩市。大規模な洋上風力発電の建設やデータセンターの誘致が進み、昨年には国の「脱炭素先行地域」に選ばれた。若者世代を中心に移住が進んでいることから市の人口は社会増に転じ、加藤龍幸市長(かとう・たつゆき=67)は「『再エネのまち』として、プレゼンスが上がってきている」と期待を口にする。
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【トップインタビュー】10年後、憧れの街に=山田加奈子・東京都北区長 2023/07/14 08:30
桜の名所で知られる飛鳥山公園など豊かな自然があり、JRや東京メトロなど複数の鉄道が乗り入れ、交通の便も良い東京都北区。区議や都議を経験し、今年4月の区長選で初当選を果たした山田加奈子区長(やまだ・かなこ=52)は、「10年後、北区は憧れの街になる。その基礎をつくるのがこの4年間だと思っている」と力を込める。
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【トップインタビュー】交流人口拡大へ投資呼び込み=河合永充・福井県永平寺町長 2023/07/12 08:30
「究極のデジタルとアナログが共存する町」。国内最先端の自動運転サービスと曹洞宗の大本山永平寺の禅の文化が併存する福井県永平寺町を、河合永充町長(かわい・ひさみつ=50)はこう表現する。北陸新幹線県内開業を2024年春に控え、民間投資の呼び込みを通じた交流人口の拡大を目指す。
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【トップインタビュー】長寿自慢、シークワーサーの里=友寄景善・沖縄県大宜味村長 2023/07/11 08:30
沖縄本島北部にあり、海、山、川の自然豊かな沖縄県大宜味村。「長寿の村」として有名だが、最近は、かんきつ類シークワーサーの産地としても知られ、県内生産量の60%弱を占める。友寄景善村長(ともよせ・けいぜん=68)は「さまざまな効能も分かってきており、飲料に加え健康食品やサプリメントの開発も進んでいる。海外輸出も図り、魅力ある産業に育てたい」と意気込む。