-
【トップインタビュー】リニアも含めた南アルプスの活性化を=辻一幸・山梨県早川町長 2022/11/02 08:30
山梨県西部に位置する早川町。リニア中央新幹線のトンネル工事に伴い、土砂を載せたダンプカーが町内を行き交う。辻一幸町長(つじ・かずゆき=82)は、静岡県が大井川の水資源などへの影響を懸念して静岡工区の着工を認めていない状況について、「静岡県が言っていることも分かる」とする一方で「南アルプス圏域全体で、リニアも含めて考える課題だ」と指摘。圏域での環境保護と地域活性化の両立を提唱する。
インタビュー一覧
-
【トップインタビュー】将来の合併視野に土浦市と連携強化=宮嶋謙・茨城県かすみがうら市長 2022/11/01 08:30
茨城県かすみがうら市の宮嶋謙市長(みやじま・けん=59)は、隣接する同県土浦市と連携を強化したい考えを示す。「ある程度の財政規模を確保して周辺まで血液(住民サービス)を行き渡らせるには、広域で合併していく必要がある」と強調。将来の合併を視野に、土浦市と関係を深めていきたい意向だ。
-
【トップインタビュー】先を見据えたまちづくりを=仲田一彦・兵庫県三木市長 2022/10/31 08:30
神戸市の北側と隣接し、緑豊かな自然が広がる兵庫県三木市。昨年7月に再選を果たした仲田一彦市長(なかた・かずひこ=49)は「市長は選挙があるから任期4年を区切りに仕事を考えがちだが、人口減少など地方が抱える問題は深刻だ。もっと先の未来を見て、仕事をしないといけない」と訴える。就任当初から掲げてきた「20年、30年先を見据えたまちづくり」をテーマに、公共施設の再配置計画などを進めている。
-
【トップインタビュー】基幹産業守り人口減に対応=田中正治・北海道占冠村長 2022/10/20 08:30
北海道のほぼ中央部に位置し、星野リゾートトマムでも知られる占冠村。昨年2期目に入った田中正治村長(たなか・まさはる=66)は「1期目で子育て支援策にめどが付いた。次は林業を復活させ、人口減少に対応したい」と語り、基幹産業の立て直しによる持続可能な地域づくりを目指す。一方、宿泊税の導入にも意欲を見せ、観光振興に力を入れる考えだ。
-
【トップインタビュー】小さくともきらりと光るまちを=中村中・島根県江津市長 2022/10/19 08:30
島根県内8市のうち最も人口が少なく、「東京から一番遠いまち」と取り上げられたこともある同県江津市。中村中市長(なかむら・あたる=43)は、「小さくとも一層きらりと光るまち」を掲げ、今年7月に就任した。最重要課題として人口減少対策を挙げ、「全ての政策が人口減少対策につながるようにしたい」と意気込む。
-
【トップインタビュー】平成生まれの目線で=山本優真・大阪府泉南市長 2022/10/18 08:30
4月の大阪府泉南市長選で初当選した山本優真市長(やまもと・ゆうま=32)。平成生まれで全国初の市長となった。2016年に泉南市議に初当選し、2期6年経験を積んだが、政治の世界では異例の若さだ。市政運営では「平成生まれの目線だったらどう考えるか」という視点を持つように心掛けている。
-
【トップインタビュー】地熱生かし、市政の発展を=佐々木孝弘・岩手県八幡平市長 2022/10/17 08:30
日本で初めて稼働した地熱発電所を有する岩手県八幡平市は、地熱を利用したまちづくりが注目されている。昨年10月に就任した佐々木孝弘市長(ささき・たかひろ=60)は「地熱をいかに市政発展につなげていくか」と地熱利用の可能性を強調。企業誘致や観光業の発展につなげたい考えだ。
-
【トップインタビュー】健康を軸にまちづくりを=鈴木陽介・千葉県四街道市長 2022/10/14 08:30
今年2月に圧倒的な得票率で初当選した千葉県四街道市の鈴木陽介市長(すずき・ようすけ=39)は、「健康先進都市の実現」を目指し、健康の視点を取り入れたまちづくりを進める。「健康は本人や家族はもちろん、市の財政にもメリットがある。持続可能なまちには欠かせない」と話す。
-
【トップインタビュー】世界に誇れる国際リゾートへ=文字一志・北海道倶知安町長 2022/10/13 08:30
冬季のリゾート地として、毎年多くの観光客がスキーやスノーボードを楽しみに訪れる「ニセコ観光圏」に位置する北海道倶知安町。ポストコロナや新幹線駅開業を見据え、文字一志町長(もんじ・かずし=59)は「世界の注目を浴びるニセコブランドを地域全体で盛り上げ、世界に誇れる国際リゾートを構築したい」と意気込む。
-
【トップインタビュー】まちの将来に有益な財産を=松本政博・長崎県南島原市長 2022/10/12 08:30
天草・島原一揆(島原の乱)の集結地で、世界遺産「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の構成資産・原城跡がある南島原市。今年7月に無投票で3期目に入った松本政博市長(まつもと・まさひろ=74)は、「将来において(市民・住民に)有益な財産になる」ことを重視する。
-
【トップインタビュー】愛着持って住み続けてほしい=高橋恭市・千葉県富津市長 2022/10/11 08:30
房総半島の東京湾側に位置し、南北40キロの海岸線や、切り立った崖の鋸山などで知られる千葉県富津市。自然や観光・レジャーは豊富なものの、人口は減少の一途をたどる。高橋恭市市長(たかはし・きょういち=52)は「大切なのは市民が誇りと愛着を持てること。生まれ育った人に住み続けたいと思ってもらえるよう、まちづくりに取り組む」と話す。
-
【トップインタビュー】半導体大手進出など「先を見ながら着実、現実的が大事」=後藤三雄・熊本県菊陽町長 2022/10/07 08:30
ソニーや富士フイルム、半導体大手の台湾積体電路製造(TSMC)など、大手企業が進出する熊本県菊陽町。4期16年にわたり町政を担ってきた後藤三雄町長(ごとう・みつお=76)は、10月13日に任期を終える。「地方行政は地味かもしれない」と話すが、「どういう社会が到来するか。先を見ながら、着実かつ現実的に実施するかが大事だ」と強調する。
-
【トップインタビュー】「観光のV字回復」で経済回復へ=城崎雅文・京都府宮津市長 2022/10/06 08:30
京都府の日本海側に面し豊かな自然に恵まれる宮津市。2018年に無投票で初当選し、今年6月の市長選で再選を果たした城崎雅文市長(きざき・まさふみ=51)は、新型コロナウイルス感染拡大により打撃を受けた地域経済の回復を課題に挙げる。「観光のV時回復を一番のターゲットに、ハード事業とソフト事業を官民連携でやっていきたい」と意気込む。
-
【トップインタビュー】財務省から異例の転身=菅野大志・山形県西川町長 2022/10/05 08:30
山形県の中央に位置し、9割以上を森林が占める西川町。高齢化率は45.7%と全国トップレベルの同町に4月、県内最年少の首長が誕生した。財務省出身の菅野大志町長(かんの・だいし=44)は、霞が関で培ったノウハウを武器に「提案型の交付金はアイデア勝負。補助金を生かして行政がサポートし、プレーヤーの『やりたい』を実現できるまちにしたい」と語る。
-
【トップインタビュー】住民のため模倣も辞さず=小田川浩・茨城県つくばみらい市長 2022/10/04 08:30
茨城県つくばみらい市の小田川浩市長(おだがわ・ひろし=55)は2期目の現在、地域の食料・エネルギー安全保障の強化、教育改革などに取り組んでいる。県内外の他の自治体が先行している事例でも、住民のためになると思えば模倣もためらわない柔軟な姿勢が身上だ。
-
【トップインタビュー】初の人口減踏まえ、子育て支援に注力=山中竹春・横浜市長 2022/10/03 08:30
昨夏の市長選で現職らを破り初当選した山中竹春横浜市長(やまなか・たけはる=50)が、8月末で就任1年となった。同時期にまとめた2022~25年度の中期計画素案では、小児医療費の無償化や全員利用の中学校給食などの事業を盛り込み、子育て世代の支援を前面に出した。
-
【トップインタビュー】職員との議論で良い土台づくりを=一見勝之・三重県知事 2022/09/30 11:05
9月で就任2年目に入った三重県の一見勝之知事(いちみ・かつゆき=59)。新型コロナウイルス感染症への対応と同時に、観光振興や防災・減災、人口減少対策などを盛り込んだ中期・長期計画の策定を進めてきた。心掛けたのは「年齢や役職に関係なく、職員とよく議論すること」。県政運営には「しっかりとした土台づくりが大事だ」と語り、「どんどん意見を言ってもらえる土壌づくりをしたい」と意気込む。
-
【トップインタビュー】閉塞感打破へ「経済立て直す」=打越明司・鹿児島県指宿市長 2022/09/28 08:30
全国でも指折りの温泉保養地、鹿児島県指宿市。新型コロナウイルス禍で大打撃を被る中、負託を受けた打越明司市長(うちこし・あかし=63)は「弱り切った経済を立て直す」と不退転の決意だ。「人を迎えて稼ぎ、農畜水産や食品加工の付加価値を高めて稼ぐ」ための仕掛けを矢継ぎ早に放ちつつ、閉塞(へいそく)感の打破に向け、市民を巻き込む形でデジタル化にかじを切った。
-
【トップインタビュー】子育て施策「常にユーザー意識」=酒井直人・東京都中野区長 2022/09/27 08:30
「子育て先進区」を目指し、産前産後のケアに力を入れる東京都中野区。5月の区長選で再選を果たし、2期目に入った酒井直人区長(さかい・なおと=50)は、「子育て施策の充実は、常にユーザーを意識してやっている」と強調する。区内では子ども食堂など住民らが子どもを支える動きも広がっており、「支援のネットワークが少しずつできてきた」と手応えを感じている。
-
【トップインタビュー】人口減でも活気ある町に=西脇康世・岐阜県関ケ原町長 2022/09/26 08:30
日本の東西を分ける関所が置かれ、1600年には天下分け目の「関ケ原の戦い」の主戦場となった岐阜県関ケ原町。古戦場などを目当てに多くの観光客が訪れるが、定住人口は減少を続けている。西脇康世市長(にしわき・やすよ=70)は「活力を維持しながら、人口が減っても町民がさまざまなことに参画し、町を支えられる体制を整えたい」と、交流人口の拡大に力を入れる。