2022/令和4年
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インタビュー 【トップインタビュー】未来に希望持てるまちづくりを=芝田裕美・千葉県鎌ケ谷市長 2021/12/24 08:30

芝田裕美・千葉県鎌ケ谷市長

 千葉県北西部に位置し、成田スカイアクセス線や東武野田線など私鉄4線が交差する鎌ケ谷市。市制施行50周年の節目に、初の女性市長が誕生した。7月に初当選した芝田裕美市長(しばた・ひろみ=60)は「市民一人ひとりの心に寄り添いながら、未来に希望を持てるまちづくりを目指す」と語った。

 政治家になる前は、主婦として2人の子育てに追われていた。市議選に立候補したきっかけは、仕事を掛け持ちするひとり親を見たこと。「大変なお母さんたちはもちろん、子どもたちのために何かできることはないかと思った」。「ママ友」の応援もあり、2003年に初当選。5期18年務めた。

 初の女性議長にも就任したが、「先輩方に道を切り開いていただいた」と話す。市職員における女性管理職の割合は、21年4月時点で24.4%。20%を超えるのは6年連続で、16~20年度は県内37市のうち1位だった。「男女区別なく活躍できる職場を目指していきたい」と語る。

 市長選では「新型コロナウイルス感染症による子育て世代への影響は長期化している」として、子ども医療費の助成拡大などを公約に掲げた。この支援策は21年度9月議会で議決され、対象を高校生まで拡大した。このほか、多子世帯に対し、第3子の給食費と保育料の負担を軽減。新生児には1人当たり5万円を独自で給付している。「子育て世代や働き盛り世代の流入促進につながることを期待している」と話した。

 就任から約5カ月間で、市民から届いたメールや手紙の数は200通を超えた。就任前と比べると3倍近くに増えた。「女性市長ということで、子育てや教育、福祉などに関して相談しやすい面があるのでは。良い意味で身近に感じてもらっている」。3日以内に返事を書くようにしており、「市民の声を聞くことを大切にしている。頂いた意見で実現できるものはすぐに実行に移す」と話した。

 市政運営では「子育てがしやすいまちづくり」「災害に強い安全、安心なまちづくり」など五つの政策を掲げている。これらを実現するため、「覚悟と責任を持って決断できる市長でありたい」と強く語った。

 〔横顔〕市内出身。子どもはすでに独立し、現在は夫と2人暮らし。孫2人に恵まれた。休みの日には、自粛期間中にはまった動画投稿サイト「ユーチューブ」を見る。座右の銘は特にないが、「感謝の気持ちを決して忘れない」。

 〔市の自慢〕北海道日本ハムファイターズの2軍本拠地「ファイターズ鎌ケ谷スタジアム」がある。過去には大谷翔平選手やダルビッシュ有選手らが巣立っていった。

(了)

(2021年12月24日iJAMP配信)

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