2022/令和4年
105日 (

インタビュー 【トップインタビュー】コロナ自宅療養者の支援に尽力=内野優・神奈川県海老名市長 2022/01/27 10:10

内野優・神奈川県海老名市長

 新型コロナウイルスの変異株「オミクロン株」の感染が急拡大する中、神奈川県海老名市の内野優市長(うちの・まさる=66)は自宅療養者や自宅待機者の生活支援に力を入れている。電話での健康確認やごみ出しの手伝い、買い物の代行を行う「自宅療養者支援チーム」を昨年2月に結成。これまでに97世帯、242人(19日時点)を支援してきた。

 支援チームは、各部署から選出した職員30人がメンバー。このうち18人が2人1組となって、支援ダイヤルに寄せられた相談への対応や食料、日用品の買い物の代行を担当。美化センターから来た職員9人は療養者らの自宅に行き、ごみの収集を行う。

 感染「第6波」を受け、チームの体制を拡充する考えで、「職員自身が感染者、濃厚接触者となりかねない。既存の30人体制にサブのメンバーを付けて予備体制をつくる」という。

 保健所設置市ではないため、チーム発足当初は、自宅療養者らに関する情報が不足し、支援要請が来るのを待つ状況だったが、昨年4月に県と情報共有に関する覚書を締結。チームから自宅療養者本人に連絡を取り活動できるようになり、「外へ出られず困っている市民の声から生まれた施策。今は県内外の自治体にも広がった」と手応えを感じている。

 2月3日に始まるワクチン3回目集団接種では、1、2回目の集団接種で用いたファイザー製でなくモデルナ製を使用する。ファイザー製を希望する人は、個別接種で受けられるようにした。交互接種についての不安を払拭(ふっしょく)しようと、市の広報紙の臨時号を作成し、米国での研究結果を掲載。交互接種に関する国の対応について「情報提供は自治体任せなので困る」と苦言を呈し、「ファイザー製を接種したい人に、モデルナ製の接種はできない。市民に納得してワクチンを接種してほしい」と話している。

 〔横顔〕市職員、市議を経て市長に。現在5期目。料理が気晴らし。

 〔市の自慢〕横浜や都心へのアクセスの良さと、緑に恵まれた環境を兼ね備える。地域のパトロール活動などが奏功し、2001年に3459件に上った犯罪発生件数は21年に605件へと減少した。

(了)

(2022年1月27日iJAMP配信)

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