2022/令和4年
105日 (

インタビュー 【トップインタビュー】若者が躍動する取り組みを支援=今津寛介・北海道旭川市長 2022/03/08 08:30

今津寛介・北海道旭川市長

 「まずは若者の人口流出を止める。そこに注力したい」。市の活性化についてこう語るのは、昨年9月の北海道旭川市長選で初当選した今津寛介市長(いまず・ひろすけ=45)だ。市内の若年層減少を踏まえ、「若い人が躍動する取り組みを支援したい」と意気込む。

 2018年の市長選に続く2回目の挑戦で勝利した。「旭川の停滞を打ち破ってほしい、新しい旭川をつくってほしいという多くの人の支援により当選させていただいた」と話す。22年度当初予算案は、自身初となる新年度予算編成で「新市政スタート予算」と命名。「目に見えて旭川は変わったと思ってもらえるような内容になった」と自信を見せる。

 20、30代の市外転出が目立つ中、市民と市の将来を議論する「旭川未来会議」を選挙公約の一つに掲げた今津氏。昨年12月にはさっそく、市内の専門学校で学生と意見交換。「『インスタ映え』する所が欲しい」など、さまざま意見が寄せられた。22年度からは観光や農業など、分野ごとにワーキンググループを開催する予定で「どうすれば若い人にとって魅力ある街になるか、実際に聞いてみたい」と話す。

 周辺自治体との連携も重視する。移住促進などに向けて近隣8町と協力し、企業誘致に特化した東京都内にあるサテライトオフィスの機能を強化。「旭川大雪圏東京事務所」に衣替えし、魅力発信を推進する。観光やワーケーションでは「(周辺の)美瑛町に泊まって当麻町に行って、そして旭川に来るというメニューがあってもいい」と強調する。

 このほか、いじめ防止にも取り組む構え。市内では昨年3月、市立中学2年の女子生徒が亡くなっているのが見つかり、その後いじめを受けていた可能性が明らかとなった。市はいじめ防止の専門部署新設を検討。「学校側だけではなく第三者の視点で、市長部局において、いじめ、人権についてしっかりと情報を精査していく部署が必要」との考えを示した。

 〔横顔〕衆院議員秘書などを経験。趣味は筋力トレーニング。

 〔市の自慢〕「(中心部から)ちょっと足を伸ばせば、近郊の風光明媚(めいび)な四季折々の自然がある」という。

(了)

(2022年3月8日iJAMP配信)

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