2022/令和4年
108日 (

インタビュー 【トップインタビュー】魅力高め、単独市制移行へ=熊谷大・宮城県利府町長 2022/04/18 08:30

熊谷大・宮城県利府町長

 2022年2月の町長選挙で再選を果たした宮城県利府町の熊谷大(くまがい・ゆたか=47)町長。「とにかく災害が多かった」と、19年の台風災害や新型コロナウイルスの感染拡大への対応に追われた1期目を振り返る。目標に掲げる単独での市制移行については「自分たちの町を次のステージに押し出すという強烈な自信と誇りを共有できることが最大のメリットだ」と強調。実現に向け地域の魅力を最大限高める考えだ。

 少子高齢化による人口減少が進む中、将来的に人口5万人を目指す野心的な計画を策定した。市制移行へ重視するのは「シビックプライド(都市に対する市民の誇り)」の醸成。文化事業などを通して、「新しく来た住民に町の文化を好きになってもらいたい」と話す。

 文化事業の目玉は、昨夏の東京五輪のレガシー(遺産)事業だ。五輪では女子サッカーを中心に計10試合が町内の宮城スタジアムで行われた。「子どもたちを含め住民が参加できるスポーツ文化事業を積極的に打ち出したい」という。

 新たに女性アスリートへの支援にも乗り出す。県内には女子サッカーで複数の強豪校があることに注目。利府町長杯を開催し、「ユース世代の女子サッカーの聖地にしたい」と語る。

 人口増加に向け「(町を)知る、来る、住む」の三つのステージを設定。1期目は主に町の広報などに力を入れた。今後は住みやすい環境づくりに向け、住宅政策や自然環境の保全、公共交通機関の整備を進める。「利府町はインターチェンジが四つある交通の要所。町が発展すれば周りも発展し、宮城の発展につながる」と意気込む。

 〔町の自慢〕特産品のナシなどが有名。今後は国内有数のニホンミツバチの生息地として、養蜂にも力を入れ、産業化を目指すという。

 〔横顔〕最近の趣味は弓道。オイゲン・ヘリゲルの著書「弓と禅」に影響を受け2年前に始めた。

(了)

(2022年4月18日iJAMP配信)

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