ワンショット 【公務員メシ】東京都東久留米市役所 2022/06/22 11:30
東久留米市役所「Cafeてん」の柳久保小麦うどん

◇特産を知ってもらいたい
障害者サービス事業を地元で展開している社会福祉法人が、市から障害者の働く場として喫茶運営の提案を受け、2018年に市役所内で「Cafeてん」を開いた。
思い付いたのが、市の特産品である柳久保小麦を使ったうどんの提供。東久留米のおいしい小麦や、おいしいうどんのことを知ってもらいたいとの思いがあった。Cafeを通じ、障害者の働く場に対する理解にもつながっているという。
柳久保小麦は、茎も背が高く栽培は難しいため、収穫量は限られる。Cafeでも、おおむね週3日に限り1日5食程度しか出せない。
麺に生地の余った部分の「耳」が乗っているのも特徴だ。つゆは昆布や削り節でだしを取り、提供する分だけ当日に仕込んでいる。薬味も国産にこだわっている。税込みで700円(2022年6月現在)。

◇利用者の声
コシの強い麺に、食べた人からは「歯ごたえがある」と評判は上々。「小麦の香りが豊か」「懐かしい味だ」いった声も。
ランチが始まるのは午前11時半だが、開店早々の11時に入店して注文する客もいる人気のメニュー。(了)