2022/令和4年
108日 (

インタビュー 【トップインタビュー】民間経験をまちづくりに=山岡敦・岡山県矢掛町長 2022/07/27 08:30

山岡敦・岡山県矢掛町長

 岡山県南西部に位置し、旧山陽道の宿場町として栄えた当時の面影を残す矢掛町。4月の町長選で無投票当選し、就任した山岡敦町長(やまおか・あつし=56)は「人と人のつながりを大切にしつつ、ビジネスチャンスに挑戦していきたい」と、民間企業で約30年間勤務した経験をまちづくりに生かす考えを強調する。

 町の人口は約1万3500人。人口増に向け町外からの移住・定住の促進に尽力する方針で、「地元の企業からは働き手がいなくて困っていると聞く。働く場所があるからこそ、若年層に積極的な移住を呼び掛けたい」と話す。2024年には留学生を受け入れる日本語学校が開校予定で「町の新しい起爆剤にしたい」と期待感を示す。

 観光振興も大きなテーマ。国の重要文化財に指定されている旧矢掛本陣や21年に開業した道の駅を生かす取り組みは、観光客の増加や町のにぎわいづくりに一定の効果が表れている。それでも、「大きな観光地ではないため、このままでは飽きられてしまう」と危機感を募らせ、今後は農業などの他の分野も巻き込んだ町全体の活性化を目指すという。

 デジタル化の推進も重点課題の一つ。マイナンバーカードの普及率は県内ワースト2位。「時代に取り残される」と、普及率の向上へ取り組みを急ぐ考えだ。

 就任当初について「仕事の多さに驚いたが、多くの人に支えてもらっていることを実感した」と振り返り、「全体のバランスを取りながら仕事に励みたい」と抱負を語った。

 〔横顔〕歴史スポット巡りが趣味。中国の故事成語「心和気平」が座右の銘。

 〔町の自慢〕干し柿が特産品。町の雰囲気を「のんびりしていて、穏やか」と表現する。

(了)

(2022年7月27日iJAMP配信)

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