2022/令和4年
930日 (

自治体便り 国産初の手術支援ロボットを県内初導入=神奈川県平塚市 2022/07/28 13:55

 平塚市民病院(平塚市南原1-19-1)では、国産初の手術支援ロボット「hinotori(ヒノトリ)」を神奈川県内の医療機関では初めて導入します。6月に納入済みで、最初の手術は10月中旬の実施を予定しています。

 これまで、前立腺がんやぼうこうがんなどの手術支援ロボットによる手術を行う患者は、市外の医療機関に紹介してきましたが、今回の導入により、市内で治療が完結するため、市民サービスの向上が図られます。

導入機器
 株式会社メディカロイド
 手術支援ロボットシステム「hinotoriサージカルロボットシステム」

費用
 1億6987万4千円(機器本体および導入に係る諸経費)
 このほかに2年目からの保守料や手術支援ロボット専用の消耗品の費用が別に必要となります。

ロボット支援手術
 患者の体(腹部)に開けた小さな穴からアームの先端部を体内に入れ、術者は離れたコクピットから術野の3D画像を見ながら、ロボットのアームや先端部の器具を遠隔操作して行う手術です。術者の精密な手の動きを再現しつつ、手ぶれを防止する機能も有するため、従来の腹腔鏡下(ふくくうきょうか)手術より安全で精密な操作が可能になります。また、傷口が小さいため、開腹手術に比べて手術痕はほとんど目立たず、出血量も少なく、術後の痛みも軽くなるなど、患者の負担が軽減されます。

機器の構成
 術者が術野の3D画像を見ながらロボットを操作するための「サージョンコックピット」、八つの軸(関節)を有する4本のアームにより実際の手術を行う「オペレーションユニット」、術野の映像を手術スタッフで共有するための「ビジョンユニット」の三つのユニットで構成されています。

手術が可能な主な疾患(保険適用されているもの)
 泌尿器科領域の疾患(前立腺、腎臓、ぼうこうのがんなど)
 ※現在、メーカーが婦人科および消化器科領域への適応を申請中

(2022年7月28日iJAMP配信)

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