ふるさと写真館 【ふるさと写真館】極限精米で仕込んだ日本酒=兵庫県姫路市 2022/08/26 10:54

田中酒造場(兵庫県姫路市)は、精米歩合6.3%の純米大吟醸「亀の甲 寿亀(ことぶきがめ)」を発表した。
米を削るほど雑味が除かれ香りの増した酒ができることから、同社では研磨の極限を追求し続けている。1998年に精米歩合50%で販売を開始した「亀の甲」は年々進化を遂げ、今年は6.3%を実現。原料には繊細で栽培が難しい米「亀の尾」を使用し、10日間ほどをかけて1粒が1ミリに満たない大きさまで磨き上げた。手間をかけた高品質・少量生産で、海外の愛飲家からの注目も高いという。
同社の田中康博社長は「冷やしてから常温に戻る過程で引き立つ米のうま味を楽しんでほしい。ワイングラスにつぎ、ゆっくり味わいながら飲むのがお薦め」と話している。
1本2万7500円(720ミリリットル、消費税込み)で250本の限定生産。発売は9月15日で、酒販店や同酒造場で予約を受け付ける。(了)
(2022年8月26日iJAMP配信)