2023/令和5年
131日 (

インタビュー 【トップインタビュー】地域に一歩踏み込み支援=宮脇正道・鳥取県湯梨浜町長 2022/11/24 08:30

宮脇正道・鳥取県湯梨浜町長

 鳥取県中部の湯梨浜町。9月に5選を果たした宮脇正道町長(みやわき・まさみち=71)は「人口減少対策や集落維持に力を入れたい。町を日本の縮図にしないよう、持続可能な地域にしたい」と抱負を語る。そのために、「地域の取り組みを一歩踏み込んで支援したい」と意気込む。

 町は生涯スポーツの一つ「グラウンドゴルフ」発祥の地。合併前の旧泊村で1982年に高齢者スポーツの促進を目的に考案され、全国の愛好者は約300万人に上る。「このスポーツを世界に広げたら、との思いでやってきた」と、観光産業の盛り上げにもつなげたい考えだ。

 2020年の国勢調査で人口は約1万6000人。高齢化率は30%を超え人口減少が進む。関係人口の創出では、「町を訪れたいという気持ちのある人を今後増やしたい」と語る。

 政府はマイナンバーカードの交付率向上を進めている。町でも毎週水曜日に申請を午後7時まで受け付けているほか、外出が厳しい高齢者らを対象に出張申請を実施している。政府は「デジタル田園都市国家構想交付金」の一部について、交付率が全国平均以上であることを申請要件とする方針だ。宮脇氏は「正直いかがなものか」と苦言を呈する。地方創生についても、デジタル田園都市国家構想に含まれる形になっていると指摘。デジタルを活用した地方創生に理解を示しつつ、「集落や地方が元気になることは何かと考え、その達成に向けた分かりやすい取り組みも必要だ」と国に改善を求めた。

 鳥取県町村会会長と全国町村会副会長を務めている。今後の町村について、「各町村が特徴を出しながら、それを磨き頑張っている。新たな合併にはなかなか進まないだろう」と話す。

 〔横顔〕同志社大法学部を卒業後、1974年に鳥取県庁入り。県中部総合事務所県民局副局長、湯梨浜町助役などを歴任。趣味はウオーキングで、1日1万歩以上は歩く。好きな言葉は西郷隆盛の「敬天愛人」。

 〔町の自慢〕明るく活気のある町であること。町の中央にある東郷湖周辺には、はわい温泉や東郷温泉がある。

(了)

(2022年11月24日iJAMP配信)

同一カテゴリー記事