2023/令和5年
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ふるさと写真館 【ふるさと写真館】挿絵付き「野ざらし紀行」公開=京都市 2022/12/23 10:43

約50年ぶりに再発見された松尾芭蕉自筆の「野ざらし紀行図巻」=14日午後、京都市右京区

 江戸時代に活躍した俳人、松尾芭蕉自筆の「野ざらし紀行図巻」が約50年ぶりに再発見され、福田美術館(京都市)で初公開された。見つかったものは、これまでに自筆と確認されているもう1冊とは異なり、紀行文全体にわたって挿絵が描かれている点が珍しいという。

 野ざらし紀行は、40代の芭蕉が江戸をたち、伊賀や尾張、京などを巡る旅の道中で詠んだ歌をまとめた紀行文で、芭蕉の俳風が完成するきっかけになったと考えられている。今回発見されたのは長さ約15メートルの図巻で、俳句と共に風景や人里などの挿絵が色付きで描かれている。

 公開は来年1月9日まで。嵯峨嵐山文華館と共催の企画展「芭蕉と蕪村と若冲」で、後世の俳人や画家の作品と共に紹介されている。竹本理子副館長は「芭蕉がどんな旅をしてどんなことを感じたのか、丁寧な解説を見ながら楽しんでほしい」と話した。(了)

(2022年12月23日iJAMP配信)

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