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東京都羽村市は、新たな市職員行動指針を策定し、1日に施行した。市には江戸時代に多摩川の水を引いて造られた玉川上水の取水堰(ぜき)があり、現役で稼働していることなどを背景に、キャッチコピーは「水」と「自ら」を掛けた「ミズカラカエル」。水の化学式「H2O」をイメージし、「Heartful」「Harmony」「Oneself」と題した三つの輪が分子のようにつながるデザイン図をメインに据えた。よくある文章形式の職員行動指針のイメージを一変させている。
策定に当たり市は、入庁1~8年目の若手職員を公募。応じた19人がプロジェクトチームをつくり、2022年7月から7回、検討を重ねた。
従来の行動指針は03年4月に策定したもので、「サービスは笑顔が命 どんな仕事も真心こめて」で始まる全編文章構成。見直す中で「ごちゃごちゃして見づらい」「内容を知らなかった」などの意見が出た。チーム以外の職員へのアンケートでも、「そもそも存在を知らない」といった声が上がった。
そこで、新指針はキャッチーで覚えやすいデザイン、内容とし、職員に使ってもらえるものを目指すことに。デザイン図の三つの輪のうち、「Heartful」には「心のこもった行動を」、「Harmony」には「協調して行動を」、「Oneself」には「自ら率先して行動を」などの簡潔な説明を付け、全体をA4判1枚にまとめた。
自治体がこうしたデザインやキャッチコピーを作成する場合、大手広告代理店などに頼るケースもままあるが、今回は「全くない。すべて職員のオリジナル」(担当者)。新指針の下、職員が一丸となり、市の発展のため力を最大限発揮できるようになれば―と作成者らは願っている。
新指針は職員への浸透を目指し、各自に配備されているパソコンのトップページに使ったり、名刺に印刷したりなどの方策を検討している。市民に向けても、市公式サイトに掲載するなど「こういうものができた」とアピールしていくという。(了)
(2023年1月16日/官庁速報)