ふるさと写真館 【ふるさと写真館】生徒らが演劇で避難先に感謝=福島県会津若松市 2023/02/24 10:05

東京電力福島第1原発事故により避難先の福島県会津若松市で開校している同県大熊町立の義務教育校「学び舎 ゆめの森」で、児童・生徒らが演劇を披露した。ゆめの森は2023年度から町内に戻るため、避難先でお世話になった地域住民や市教育委員会関係者に感謝の思いを込めて、日ごろの授業の成果として発表した。
0~15歳が通える同校。約50分間の劇には年長~中学2年の9人が参加し、教員たちも一緒に劇を作り上げた。会津若松市に「行ってきます」、大熊町へ「お帰りなさい」という思いと支援してくれた人への感謝を込めたという。
1月下旬ごろから総合学習の時間などを使い毎日練習したという中学2年の石井埜乃佳さん(14)は「たくさんの人に感謝を伝えられるようせりふ全てに気持ちを込めることができた。笑顔で行ってきますを言いたい」と笑った。(了)
(2023年2月24日iJAMP配信)