ふるさと写真館 【ふるさと写真館】原発事故12年、写真展と伝統の舞=福島市 2023/02/27 10:09

東京電力福島第1原発事故から12年となるのを前に、福島市で24~26日、「福島を正しく伝える写真パネル巡回展」が開かれた。認定NPO法人「未来といのち」が主催。最終日には、福島県浪江町南津島地区で行われてきた伝統芸能「神楽ひょっとこ」の舞を地元郷土芸術保存会が披露した。
パネルは全78枚。写真は地元住民や被災地に通い撮影をした有志らから集め、当時の避難者の言葉を基にした解説も付けた。原発事故で帰還困難区域となった町村の事故前の様子や、現在に至るまでの変化を住民の視点で伝えている。
写真展は3月4~19日に東京、仙台を巡回するほか、展示作品は主催団体のユーチューブでも視聴可能。小西由美子代表は「起きていることを知り、たくさんの人に一緒に考えてもらいたい」と話している。(了)
(2023年2月27日iJAMP配信)