ふるさと写真館 【ふるさと写真館】駅舎で移住体験=山口県萩市 2023/04/07 10:11

山口県萩市は、無人駅の駅舎を「お試し暮らし住宅」に改修し、移住を考えている人やテレワーカーに向け貸し出しを始めた。駅舎時代の間取りを生かした1LDKで、かつて列車の制御盤が置かれていたホーム全体を見渡せる出窓部分は、作業スペースに生まれ変わった。
改修されたのは1925年建設の三見駅舎。JR西日本から譲り受けた市が、新しい待合室の整備と合わせ約3100万円で改修した。家電や、萩焼の食器・花瓶が備え付けられているほか、Wi-Fiも完備している。
市外在住者を対象に1組1~4週間、最大4人利用できる。料金は6泊7日で7000円。市の担当者は「目の前を列車が走る環境で、駅舎の雰囲気や地域の風土を感じてほしい」と話している。(了)
(2023年4月7日iJAMP配信)