2023/令和5年
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ふるさと写真館 【ふるさと写真館】鷹山、ご神体の装束新調=京都祇園祭 2023/04/10 10:06

新調されたご神体の装束と鷹山保存会の山田純司理事長=7日午後、京都市中京区

 日本三大祭りの一つで、京都の夏の風物詩「祇園祭」の山鉾(やまほこ)巡行に昨年、196年ぶりに復帰した鷹山(たかやま)が、ご神体の装束を新調し、報道陣にお披露目された。

 新調されたのは三つの装束。うち、メインの「鷹遣(たかつかい)」には、紺地に和楽器や「鴛鴦丸(えんおうまる)」というオシドリの柄などが描かれ、落ち着いた色合いながらも華やかさを感じさせる装束となっている。

 制作は能衣装などを手掛ける佐々木能衣装(京都市上京区)に依頼し、人間国宝で桐塑(とうそ)人形家の林駒夫氏が監修。江戸時代の絵や過去の文献などを頼りに、当時の衣装を忠実に再現するよう注力したという。鷹山保存会の山田純司理事長は「本当に立派なものができた。ご神体にも喜んでもらえるのでは」と笑顔で語った。(了)

(2023年4月10日iJAMP配信)

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