2023/令和5年
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自治体便り 農業連携先自治体を選定~安全・安心な食料の安定的な確保を目指して~=大阪府泉大津市 2023/06/15 15:46

 泉大津市(市長:南出賢一)は、安全・安心な食料の安定的な確保を目的として、農業連携先の自治体を今年4月から募集し、旭川市(北海道)、上伊那郡南箕輪村(長野県)、東近江市(滋賀県)、日高郡日高川町(和歌山県)、人吉市(熊本県)、石垣市(沖縄県)の6自治体を農業連携先候補者として選定した。

 泉大津市では、市民への食料安全保障及び健康増進の観点から、日本人の主食であり、栄養価やカロリー貢献度が高い米(食糧)を安定的に確保していくため、令和5年3月に「安全・安心な食糧の安定的確保に関する構想」を策定。

 本構想に基づき、今年4月からの学校給食で、「生産(有機農業等)」及び「加工(精米)」にこだわった米の提供を開始。

 本構想の実現には、生産地との「共存共栄の関係性」の構築が重要なポイントとなる。農地の少ない泉大津市は、不測の事態の際に市民の暮らしを守れるだけの安定的な食糧確保が困難である一方、生産地では、農業従事者の減少・高齢化、農地面積の減少といった状況が続いており、食糧生産基盤の強化が喫緊の課題となっている。給食など一定の食糧需要がある都市部の自治体と生産地の自治体が相互のリソースを活用し、泉大津市にとっては食糧の安定的な確保を、生産地にとっては生産者の所得安定や休耕地の活用、新たな担い手確保など、それぞれの課題を補完できるような農業連携の創出を目指している。

 今後、農業連携先の自治体と協定を締結し、構想実現に向けた取組みを進めていく。

(2023年6月15日iJAMP配信)

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