稲城市役所「梨の木」の生姜焼き定食

▽熱々がうれしい

　「梨の木」は、１９８１年４月の現庁舎の開庁と同時にオープンした。店名は地元の特産品の「梨」にあやかっており、当初から継承されてきた。営業時間は午前１１時から午後６時まで。残業の際、夕方に軽めに食べられるミニカレーなどもあり、職員にとって便利な食堂になっている。

　６００円の生姜焼き定食が人気のメニュー。オーダーが入ってから仕上げており、利用者からは「熱々で、出来たてなのがうれしい」との声も。６００円の豚キムチ定食や５５０円のかつ丼もお薦めだ（メニューや価格は２０２３年６月現在）。

♢地域に密着した食堂

　常連客が持ってきた食材を使うこともしばしば。地元産の「のらぼう菜」を小鉢のおひたしにする場合も。毎日通う市民もいるほどで、地域に密着した食堂になっている。職員も「周囲に飲食店があまりないので助かる」と話す。

　献立にも工夫を凝らしている。夏限定の麺類もあり、職員からは「飽きないようにしてくれている。楽しみだ」と評判がいい。（了）