ふるさと写真館 【ふるさと写真館】県産イセエビをブランド化=茨城県 2023/07/04 10:04

漁獲量が増加している茨城県産イセエビの新たなブランド名が「常陸乃国いせ海老」と決まった。漁業関係者や飲食店経営者らで構成する「県産イセエビ消費拡大検討会」が、流通体制整備やブランド化に取り組んできた。イセエビのすしを試食した大井川和彦知事は、「食べた瞬間に甘味を感じる。歯ごたえもあり、かむとうま味が出てくる」と太鼓判を押した。
県産イセエビの漁獲量は、2012年は6トンだったが、21年は58トンまで増加し、全国6位。県漁政課によると、温暖化による海水温の上昇で、イセエビの生息域が北上していると想定されるという。
県は、増加するイセエビの有効活用に向け、22年10月に漁業関係者や飲食店に呼び掛け、検討会を発足させた。県産は、大きめのものが多いことが特徴。設定したブランド基準は、600グラム以上を「スタンダード」、1キロ以上を「プレミアム」とした。7月8日から9月末まで、東京、栃木、茨城各都県の料亭などでメニューフェアも開催する。(了)
(2023年7月4日iJAMP配信)