ふるさと写真館 【ふるさと写真館】数十年に1度の花開く=和歌山県白浜町 2023/08/09 09:53

和歌山県白浜町の番所山公園で数十年に1度だけ開花するといわれるアオノリュウゼツランが見頃を迎えている。
アオノリュウゼツランは中南米原産の多肉植物で、「100年に1度咲く」という意味で「センチュリープラント」という別名がついている。日本では30年から50年に1度程度の頻度で開花する。
公園内にある南方熊楠記念館によると、5月からアスパラガスのような花茎が伸び始め、7月中旬に円すい状の黄色い花びらが開くのを確認したという。現在は10メートルほどの高さになり、実をつけ始めているという。
同記念館の学芸員、三村宜敬さん(41)は「めったに見ることのできない植物なので、貴重性を観光しに来てほしい」と話している。(了)
(2023年8月9日iJAMP配信)