ふるさと写真館 【ふるさと写真館】廃虚の旅館、お化け屋敷に=「冷や汗は温泉で発散を」―鳥取市 2023/08/09 09:53

鳥取市の吉岡温泉で、10年ほど前に廃業した旅館「福寿苑」をお化け屋敷として活用する取り組みが始まった。運営会社の松浦聡子代表は「冷や汗と脂汗は、温泉で発散して」。
お化け屋敷は「デストピア吉岡フクジュエン」。エアコンもない蒸し暑い館内だが、昭和レトロの雰囲気が色濃く残る「本物の廃虚」を逆手に取ったリアルな演出が売りだ。各所で現れるお化けは、地元の専門学校生や大学生が演じる。
参加者は、警備員として懐中電灯を手に、館内を回る。入場料は2000円。ネットで予約すると温泉の入浴券がもらえる。
9月30日まで。金曜日と土日祝日に開催し、1日最大120人を受け入れる。観光地域づくり法人(DMO)「麒麟(きりん)のまち観光局」と連携し、観光庁の補助金を受けた。(了)
(2023年8月9日iJAMP配信)