2023/令和5年
925日 (

自治体便り 撮影した動画をAI解析し、道路の状況を把握=神奈川県平塚市 2023/08/24 10:09

 計画的な道路補修を行うために、委託業者から貸し出されたスマートフォンを公用車に設置し、舗装道路を録画しながら走行します。その動画を委託業者のAIシステムに送信し解析を行い、損傷状況を把握します。
 平塚市では、全長約800kmを超える市道認定路線の状況把握に努めていますが、市民から年間約800件余りの舗装の補修に関する要望等をいただいております。
 今回の取り組みにより、市道の舗装状態が正確に把握でき、通学路等の舗装修繕箇所の抽出につなげることができると考えています。
 なお、実施は、令和5年9月議会議決後の予定となります。
 
近隣自治体の動向
 神奈川県が、類似のシステムにより、令和4年6月より調査しています。また、県内の市町村では初の事例になります。

調査方法
 委託業者から貸し出されたスマートフォンを公用車に設置し、舗装道路を録画しながら走行します。その動画を委託業者のAIシステムに送信し解析することで、すぐに調査結果を得られます。
 さらに、損傷箇所の位置図と写真をまとめた帳票を出力できます。

使用システム
 民間企業と東京大学が共同開発したシステムの使用を予定しています。

調査期間(予定)
 令和5年10月から令和6年1月まで

事業費
 72.6万円

(2023年8月24日iJAMP配信)

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