ふるさと写真館 【ふるさと写真館】新校舎で2学期スタート=福島県大熊町 2023/08/28 10:00

東京電力福島第1原発が立地する福島県大熊町の町立教育施設「学び舎(まなびや)ゆめの森」で、新校舎での2学期がスタートした。町では4月、原発事故後12年ぶりに故郷での教育活動が再開。ただ、資材不足の影響で校舎の完成が遅れており、1学期は町内の公共施設などで授業が行われていた。
2学期始業日は、子供たちが2階建ての新校舎内を探検。木を基調とした本棚が立ち並び、5万冊を収容できる図書館を中央として、個々で勉強するスペースや教科ごとの部屋などを見て回った。子供たちからは「わくわくする」「図工室がすごい」などと笑みがこぼれた。
佐藤由弘教育長は「個人と集団、それぞれの学びができる施設になっている。地域住民との交流も生まれることを期待したい」と語った。(了)
(2023年8月28日iJAMP配信)