2023/令和5年
104日 (

自治体便り 救急車の安全運転向上に向けた実証実験を開始=兵庫県三田市 2023/09/05 09:00

 さんだ里山スマートシティへの取り組みを進める三田市は、デジタルの活用により「安心の消防・救急搬送体制を整備すること」を目指しています。

 このたび、IoTタグやGPS等を使い収集するテレマティクスデータ(自動車走行データ)を活用し、救急車などの緊急車両の安全運転向上に資する実証実験を開始します。本実証実験は、令和4年7月に本市とデータ利活用型スマートシティ推進に関する連携協定を締結したあいおいニッセイ同和損害保険株式会社と連携して実施します。

(1)実証実験の概要
 救急車の走行データが救急隊員の育成に活用できるか検証を行います。具体的には、救急車にIoTタグを装着し、タブレット端末を介してテレマティクスデータを収集し、急減速を検知したデータについて、救急隊員にヒアリングを行い、テレマティクスデータの有効性を検証します。また救急隊員の勤怠データやバイタルデータ等との相関検証の実施も予定しています。
【期間】令和5年7月~令和6年3月
【車両】 救急車5台

(2)今後の展開
 本実証実験により、救急車の安全運転向上に資する安全運転マネジメントの在り方を検討します。さらに今後も、三田市では様々な分野においてデジタルを活用した課題解決に資する新たな取り組みを検討・実施することで、新たなサービスや価値を創出し、Society5.0の早期実現やスマートシティ推進をさらに加速、拡大させていきます。

(2023年9月5日iJAMP配信)

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