2023/令和5年
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ふるさと写真館 【ふるさと写真館】新造客船「飛鳥Ⅲ」の母港に=横浜市 2023/09/15 10:02

新造クルーズ船の名前と船籍港を発表する横浜市の山中竹春市長(右)と郵船クルーズの遠藤弘之社長=14日午後、同市役所

 日本郵船のグループ会社「郵船クルーズ」(横浜市)と横浜市は14日、市役所で新造クルーズ船に関する共同発表会を開き、船名は「飛鳥Ⅲ」、船籍港(母港)は横浜港に決まったと発表した。山中竹春市長は「横浜港と郵船クルーズとの関係は深く、(新造船の)母港にしてもらうよう私も直接お願いした。安心して港を利用してもらうため万全のサポートをしたい」と述べた。

 郵船クルーズは1991年に「飛鳥」、2006年に「飛鳥Ⅱ」を就航させている。飛鳥Ⅲは今秋からドイツで建造を開始し、25年夏ごろ日本で就航する予定。総トン数は5万2000トンと飛鳥Ⅱの約5万400トンより大きいが、ゆとりのあるサービスを提供するため乗客定員は約740人で飛鳥Ⅱの872人より少ない。

 また飛鳥Ⅲは、日本のクルーズ船で初となる液化天然ガス(LNG)燃料や陸上電力受電装置を採用し、遠藤弘之社長は「環境負荷を低減したエコシップを目指している」とアピールした。(了)

(2023年9月15日iJAMP配信)

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